沖縄好きの人は必見の番組『琉神マブヤー』!
沖縄の精神性や文化、伝承、方言まで学べるから、沖縄が好きな人なら絶対に楽しめます。
作品をより楽しんでもらうために、作品に込められた大切なメッセージをあらすじと共に解説しています。
さらに主な登場キャラクターと初代キャストやゲストとして出演するすごい有名人の面々も紹介!
子供向けのヒーローものと侮るなかれ!
沖縄の言葉や文化に興味がある人なら、大人だって楽しめる本作品。
視聴できる配信サービスについてもお伝えしますので、ぜひ最後まで読んでください!
『琉神マブヤー』。沖縄の文化、精神性、方言まで学べちゃう、大人にとっても勉強になる作品。あらすじから見えてくる子供たちへの大切なメッセージとは?
『琉神マブヤー』が誕生した経緯は、沖縄のとある観光みやげ業者のひらめき。
沖縄のお土産はキティちゃんのような女の子向けのキャラクターは多いのに、男の子向けのキャラクター商品がほとんどない。
だったら、沖縄オリジナルのキャラクターを作ろう!と思いついたんです。
そうして誕生したのが『琉神マブヤー』です。
『琉神マブヤー』はキャラクターの商品化だけでなく、イベントでのアクションショーやテレビ化も進められました。
『琉神マブヤー』は、他の特撮ヒーローものとはここが違う!
”特撮ヒーローもの”と言えば、「子供向けの番組」と思われるでしょう。
確かにそういう側面もありますが、『琉神マブヤー』は、沖縄の伝統文化や精神性、方言を伝える、という崇高な目的がある点で、他のヒーローものとは一線を画しています。
つまり、子供だけでなく大人にとっても非常にためになる番組!
登場するキャラクターたちは方言で話し、あえてそれらのセリフにテロップをつけないという徹底ぶり。
「方言の意味が分からないなら、お父さん、お母さん、あるいはオジー、オバーに訊いてみてね」という番組の方針です。
”ウチナーグチ(沖縄の方言)が失われつつある今、大好きなキャラクターが何を言っているのか知りたい!
そんな子供たちの好奇心をくすぐり、方言を楽しく学んでもらおうという、なんとも粋な作戦ではないですか。
家族間のコミュニケーション促進にもひと役かっていますしね。
登場するキャラクターもそれぞれ沖縄の特色を反映しています。
それは後ほど紹介します。
沖縄の魂を表す9つの「マブイストーン」。
「マブイ」とは、沖縄の方言で「魂」のこと。
「マブイストーン」は、それぞれ沖縄に古くから伝わる伝統や風習を大切にする人々の心を象徴しています。
その「マブイストーン」を手に入れようとする悪の軍団「マジムン(沖縄の方言で「妖怪や悪霊」の意」。
その悪の軍団から「マブイストーン」を守るため、海のはるか彼方にある理想郷、ニライカナイからやってきたのが、我らがヒーロー、琉神マブヤーです。
この設定を聞いただけで、失われつつある伝統や文化を絶対に絶やしてはいけない、という沖縄県民愛を私は感じます。
ちなみに、9つのマブイストーンは、どんな沖縄の文化や精神性を象徴しているか?
いくつかご紹介しますね。
まず、「ウチナーグチ(沖縄の方言)のストーン」。
これは盗まれると、方言を話せなくなってしまいます。
先ほども書いたように、近年、沖縄では、方言を話せない、理解できない子供達が増えています。
方言を絶やさないための取り組みとして、県内では「ウチナーグチ大会」が開かれるほどです。
この番組をきっかけに、方言に興味を持つ子供が増えることを願います。
次に「エイサーのマブイストーン」。
これを盗まれると、「エイサー」を踊れなくなる。
「エイサー」を知らない人のために簡単に説明すると、沖縄で旧盆にご先祖様をお迎え・お送りする時に踊る、いってみれば盆お踊りです。
でも日本の盆踊りとは、リズムも踊りも衣装も全く違います。
沖縄の人は本当に「エイサー」が大好きです。
毎年9月には「全島エイサー大会」が開催されるくらいですから。
「エイサー」が踊れなくなってしまうのは、沖縄の人(特に男性)にとっては、まさに魂をえぐり取られるほどのダメージだと、個人的には思います。
他には「いちゃりばチョーデーのマブイストーン」(沖縄の方言で、「一度出会ったら兄弟」の意)」。
「カチャーシーのマブイストーン」(カチャーシーは「かき混ぜる」という意味で、祝い事の最後に福や喜びをみんなで分かち合うための踊り)など。
「マブイストーン」はどれをとっても、沖縄の人にはなくてはならない大切な精神や文化の象徴ばかり。
絶対に失ってはならない貴重な宝物なのです。
9つのマブイストーンには、沖縄を愛してやまない製作者の、子供達に向けた熱いメッセージが込められているようです。
個人的な印象ですが、それ自体が実に沖縄らしいと思います。
そしてもう一つ、絶対に忘れてはならない、『琉神マブヤー』が私たちに教えてくれている沖縄の精神性。
それは「許しの心」です。
悪者であっても相手を滅ぼしたりすることはせず、許す。
それが『琉神マブヤー』の基本設定です。
沖縄は、第二次世界大戦の時、唯一、地上戦が行われた場所です。
想像を絶するような深い悲しみを今なお抱えている沖縄の人々。
だからこそ、平和を願う気持ちはとても強いと思います。
でも真の平和は、暴力で勝ち取ることはできない。
「たとえどんな相手であっても許せる心」。
その大切さを『琉神マブヤー』は子供達に伝えてくれている。
私はそう思います。
『琉神マブヤー』登場するキャラクターたち。悪の軍団「マジムン」は、私たち視聴者に投げかけている大切な問いとは?
『琉神マブヤー』に登場する主なキャラクターをご紹介します!
ヒーローたち
22歳の普通の青年だったが、「マブイグミ」により琉神マブヤーの魂を宿した。
※「マブイグミ」とは、沖縄では今でも行われている風習。ショックな出来事により落としたマブイを込めなおす儀式のこと
カナイの生き別れた兄。座喜味城趾で二ライと偶然、再会。琉神ガナシーに変身する。
カナイのヤチムン(陶芸)の師匠、福地岩次郎の娘。のちにカナイと結婚する。
琉神マブヤー2で登場する。神人(カミンチュ)一族の女性。のちに鳳神カナミーとなる。
マジムン軍団の親分。「でーびる」とは沖縄の方言で「です」の意。つまり「ハブです」。
オニヒトデがモチーフとなっており、自然を壊す人間を目の敵にしている。
ハブクラゲがモチーフのマジムン。「ヨーバーフォーム」と「チューバーフォーム」の2通りのモードがある。 *「ヨーバー」は「弱い」、「チューバー」は「強い」という意味の方言
仮面ライダーでいうところのショッカーのような戦闘員。蜘蛛がモチーフ。「ハゴー(汚い)」が口癖。
『琉神マブヤー』初代キャストは?交代後のキャストは?ゲストの顔ぶれもまたすごすぎる!
テレビ番組の『琉神マブヤー』は、2008年10月から12月にかけて、琉球放送で放送されたのが最初。
その後、『琉神マブヤー』は、シリーズ1〜5に加えて、「外伝SO!ウチナー」や「1972レジェンド」「ARISE」など全8作品、更に映画版もあります。
ですが残念ながら、『琉神マブヤー』初代キャストは、『琉神マブヤー2』以降、ほとんどが交代となってしまいました。
以下に、主なキャスト交代をご紹介します。
初代キャストの多くは、沖縄ではとても有名なお笑い団体FEC所属の芸人さん達でした。
そのため、出演者のスケジュール調整など、調整がうまくいかなかったことが交代の一因かもしれません。
企画当初、本作品がこれほどの大ヒットとなり、2作目を作ることになろうとは予想していなかった、ということも十分に考えられます。
それにしても、『琉神マブヤー』シリーズは、ゲスト出演している方々もすごいです。
例を挙げると、沖縄のロック界のレジェンド、コンディション・グリーンのひげのかっちゃんさん。
「森の大主」の役で出演しています。
また、地元のシンガーソングライターCoccoさんも「森の妖精キジムコン」役で登場。
映画版では、仲間由紀恵さんやIssaさんも出演しています。
個人的な見解ですが、沖縄出身のアーティストや有名人を起用している点も、この作品が人気を博した一因のように思います。
『琉神マブヤー』。視聴できる配信サービスは?
『琉神マブヤー』シリーズは、U-NEXTで配信されています。
映画『琉神マブヤーThe Movie 七つのマブイ』はアマゾンプライム、U-NEXT、AppleTVで視聴できます。
また、『琉神マブヤー』公式サイトからは、DVDの購入も可能です。
更に、テレビや映画のほかにも、丸山哲弘氏による漫画(週刊少年チャンピオンに連載)、大和田秀樹氏による漫画(ニュータイプエース版連載)も出ています。
丸山氏による作品は、オリジナルに忠実に、大和田氏による作品は沖縄の文化や沖縄あるあるネタをふんだんに盛り込んだ作品となっています。
こちらは、テレビや映画の『琉神マブヤー』とはひとあじ違ったおもしろさがあります。
まとめ
本記事では沖縄発の特撮ヒーローもの、『琉神マブヤー』についてまとめました。
ヒーローものと言ってもただの子供向け番組ではなく、沖縄が守りたい文化・言葉・価値観など、大切なテーマがたくさん散りばめられている本作品。
大人も子供も一緒に楽しめる作品だと思います。
ぜひ、チェックしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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